ガス機器を設置するのに必要なガスの資格|ガス機器の専門家・川崎市宮前区のENIMOQ(エニモック)
2020/07/20
ガス給湯器やガスコンロなどのガス機器の設置に必要なガスの資格をご紹介します。
時々お客様から、ガスコンロをインターネットで購入したんだけど自分で交換してもいいの?
みたいな問い合わせを頂きます。私は『ガスの知識や資格がない一般の方がガス機器の接続工事をするのは大変危険です!最悪の場合死亡事故に繋がりますので、絶対におやめ下さい!』とお願いして急いで現場調査にお伺いします。
そこで本日は、ガス機器の設置工事に必要な資格と施工範囲について解説します!
■ガス可とう管接続工事監督者 ■ガス機器設置スペシャリスト(GSS) ■簡易内管施工士 ■内管工事士 ■TES工事士 ■ガス消費機器設置工事監督者 ■液化石油ガス設備士 |
■ガス可とう管接続工事監督者(業界資格)
・都市ガスの金属可とう管や強化ガスホースと言われる、ガス栓(つまみの付いてる継手)より機器側の接続が出来る資格です。
後に出てくる『ガス機器設置スペシャリスト(GSS)』『簡易内管工事士』『内管工事士』を持っていれば不要な資格です。
■ガス機器設置スペシャリスト(GSS)(業界資格)
・都市ガスの金属可とう管や強化ガスホースと言われる、ガス栓(つまみの付いてる継手)より機器側の接続出来る資格です。
家庭用全般のガス機器の設置。ただし、特定ガス消費機器(簡単に言うと排気筒のあるもの)以外のもの
・LPガスの燃焼器用ホースを用いての接続。
■簡易内管施工士(業界資格)
・資格範囲は都市ガスのガスメーターの能力が16m3/h以下の既に設置されているマイコンメーターの下流側からガス栓までの露出部分(注)、及びガス栓からガス機器への接続工事です。
例えば、給湯器等のガス機器の取替に伴うフレキ管を使用したガス栓の移設等の工事が該当します。
(注)露出部分とは、配管・接合部分の状況が、そのままの状態で容易に確認できる部分をいう。
・簡単に言うと、ネジの加工をしない見えている部分の撤去、配管、接続が出来る資格です。
■内管工事士(業界資格)
・内管工事のエキスパートです。
・階級はあるが第1種内管工事士を取得すると都市ガスの敷地内における全ての工事(特殊なものは除く)が出来る資格です。
特定ガス消費機器は除く(簡単に言うと排気筒のあるもの)
■TES工事士(業界資格)
・東京ガス温水システムTES(セントラルヒーティング)の認定工事士資格です。
東京ガスの提供するTES熱源機(ハイブリッド給湯器を含む) ・床暖房・浴室暖房乾燥機・
TESエアコン・暖房専用放熱器・リモコン・太陽熱パネル(一部機器は対象外)・貯湯タンクの施工に必要な資格
■ガス消費機器設置工事監督者(国家資格)
・『特監法』により定められた機器、『特定ガス消費機器』の排気筒の接続に必要な国家資格です。
簡単に説明すると、室内の給湯器などの排気筒の接続を必要とする機器の設置工事。
・『液化石油ガス設備士』を持っていれば不要な資格。
■まとめ
いかがでしたか?想像していたより沢山あったのではないでしょうか?
ここまで説明してきましたが、全て覚える必要はありません。
ガス給湯器やビルトインコンロの設置をする際は、ちゃんとした有資格者に依頼してください!
ガスはとても便利なエネルギーですが、扱い方を間違えると死亡事故にも繋がる危険なエネルギーです。
安いだけで業者さんを選ぶのはとても危険です。しっかり知識と資格を持った優良業者さんを見つけてください!